住友化学の医薬品事業戦略:コスト削減とブロックバスター育成 | KusuriJapan
住友化学は、医薬品事業(住友ファーマ)における収益構造改革を進めています。北米での主力製品(オルゴビクス、マイフェンブリー等)の販売拡大と、研究開発費の効率化が鍵となります。
北米市場での成長牽引前立腺がん治療薬「オルゴビクス」や子宮筋腫・子宮内膜症治療薬「マイフェンブリー」の北米での売上が好調に推移しています。特許切れに伴う「ラツーダ」の減収分を補うため、これらの基幹製品の適応拡大と市場浸透を加速させています。構造改革とコスト最適化研究開発(R&D)においては、重点領域(精神神経、がん、再生医療)へのリソース集中と、開発プロセスの合理化によりコスト削減を図っています。サウジアラビアのペトロ・ラービグ社の業績改善も含め、グループ全体での財務体質強化が進められています。将来のパイプライン再生・細胞医薬分野では、iPS細胞由来製品の臨床開発が進んでおり、次世代の収益柱としての期待がかかります。短期的な収益確保と中長期的なイノベーションのバランスを取った経営戦略が展開されています。