光免疫療法(アルミノックス治療)の臨床研究:治療効果の可視化と最適化へ | KusuriJapan
関西医科大学と島津製作所は、光免疫療法の治療プロセスを精密分析する共同臨床研究を開始しました。質量分析技術などを用いて治療効果や免疫反応をモニタリングし、治療成績の向上を目指します。
光免疫療法の現状と課題光免疫療法(楽天メディカル社のイルミノックス®治療など)は、特定の抗原を発現するがん細胞に光感受性物質結合抗体を集積させ、近赤外光を照射して細胞膜を破壊する治療法です。頭頸部がんの一部で承認されていますが、治療効果の個人差や評価手法の標準化が課題となっていました。島津製作所の分析技術を活用この研究では、島津製作所が持つ高度な計測・分析技術(質量分析やイメージング技術)を活用し、生体試料中の薬剤濃度や代謝物、免疫細胞の動態を詳細に解析します。これにより、治療が効いているかどうかをリアルタイムに近い形で評価することを目指します。バイオマーカー探索と個別化医療治療反応性と相関するバイオマーカーが同定されれば、適切な患者選択や照射プロトコルの最適化が可能になります。本研究成果は、光免疫療法の適応拡大や治療精度の向上に大きく貢献すると期待されます。