小細胞肺がん(SCLC)治療の最新動向:免疫療法と逆翻訳研究 | KusuriJapan
進行が速く予後不良なSCLCに対し、免疫療法が標準治療に組み込まれつつあります。臨床知見を前臨床研究にフィードバックする逆翻訳戦略により、個別化治療の実現を目指す研究が進行中です。
SCLCの治療課題小細胞肺がん(SCLC)は全肺がんの約15%を占め、非常に進行が速く予後不良です。初期治療への反応は良好ですが、再発率が高く、効果的な二次治療が限られています。免疫療法の現状抗PD-L1抗体と化学療法の併用が進展型SCLCの標準治療となり、全生存期間の改善が示されています。しかし、効果は限定的な患者群にとどまり、バイオマーカーによる患者選択が課題です。逆翻訳研究アプローチ臨床で得られた知見を前臨床モデルにフィードバックし、治療抵抗性メカニズムの解明や新規標的の同定を行う「逆翻訳研究」が推進されています。個別化治療の実現に向けた重要なアプローチです。