免疫関連有害事象(irAE)の診断と管理:免疫療法時代の新たな課題 | KusuriJapan
免疫チェックポイント阻害剤は自己免疫性の副作用(irAE)を引き起こす可能性があります。多臓器に影響し得るため、早期認識と適切な対応が治療継続に不可欠です。
irAEの特徴免疫関連有害事象(irAE)は、免疫チェックポイント阻害剤により活性化されたT細胞が正常組織を攻撃することで生じる自己免疫性の副作用です。発症時期は投与開始から数週間〜数ヶ月と幅広いです。主な臓器障害皮膚(皮疹)、消化管(大腸炎)、肝臓(肝炎)、肺(肺臓炎)、内分泌(甲状腺機能障害、下垂体炎)など、全身のあらゆる臓器に影響する可能性があります。管理の原則早期認識が最も重要であり、重症度に応じてステロイド投与や免疫抑制剤の追加が行われます。軽症例では治療継続可能ですが、重症例では永続的な投与中止が必要となります。