エンシトレルビルのCOVID-19曝露後予防をFDAが承認、トレムフィアSC製剤はIBDの在宅自己投与が可能に | KusuriJapan

塩野義製薬のエンシトレルビルがCOVID-19曝露後発症予防でFDA承認、ヤンセンのトレムフィアSC製剤はIBDの在宅自己投与が可能となった。

要点 塩野義製薬のエンシトレルビル フマル酸(米国名Xocova)について、米国FDAがCOVID-19曝露後発症予防(PEP)の適応を承認したと、同社が2026年6月1日に発表した。 ヤンセン ファーマは同日、グセルクマブ(商品名トレムフィア)の皮下注(SC)製剤について、中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)およびクローン病(CD)を対象とした在宅自己投与が可能になったと発表した。 いずれも日本国内での承認状況の確認が必要であり、詳細は医師・薬剤師にご相談ください。 エンシトレルビルがCOVID-19曝露後予防の適応を取得 エンシトレルビル フマル酸は、塩野義製薬が創製した3CLプロテアーゼ阻害薬である。日本では「ゾコーバ錠」として2022年11月に緊急承認を取得し、その後2023年3月に通常承認へ移行した経緯がある。今回FDAが承認したのは、COVID-19に曝露した後の発症予防(Post-Exposure Prophylaxis; PEP)という新たな用途であり、治療目的の既承認適応とは区別される。 曝露後予防の領域では、これまでHIVや狂犬病などで確立された概念が感染症全般に応用されてきた。COVID-19においても、免疫抑制状態の患者や高齢者など発症リスクの高い集団への予防的介入として、抗ウイルス薬の活用が検討されてきた。FDAが今回この適応を認めたことは、エンシトレルビ