ナマコ由来糖鎖によるSulf-2酵素阻害:抗がん活性と安全性プロファイル | KusuriJapan
ナマコから発見された特殊な糖鎖が、がん転移を促進するSulf-2酵素を阻害します。既存薬剤と異なり血液凝固に影響せず、安全性の高い抗がん剤候補として期待されています。
Sulf-2とがん進展Sulf-2は、ヘパラン硫酸プロテオグリカンの硫酸化パターンを変化させる酵素で、がんの増殖や転移を促進する役割が知られています。この酵素を阻害することは抗がん戦略として有望です。ナマコ由来糖鎖の特性研究者らは、ナマコに含まれる特殊な構造の糖鎖がSulf-2を選択的に阻害することを発見しました。重要な点として、この化合物は既存のヘパリン様薬剤と異なり、血液凝固系に影響を与えません。創薬への展開この糖鎖が実験室で効率的に合成できれば、副作用の少ない抗がん剤の開発につながります。炭水化物ベースの創薬という新しいアプローチとして注目されています。