第一三共、国内製薬売上高で2位に浮上:自社創薬・ADCの成功が貢献 | KusuriJapan

第一三共の2025年3月期決算は売上収益が大幅に伸長し、国内製薬企業として売上高2位となる見通しです。主力抗がん剤「エンハーツ」をはじめとする自社創製品のグローバル展開が競争力の源泉となっています。

自社創薬戦略の勝利第一三共は、長年の研究開発投資が実を結び、売上収益が1兆8862億円に達しました。特に、抗体薬物複合体(ADC)などの革新的新薬を「自前」で創出する力が、M&A主体の成長戦略をとる他社との差別化要因となり、約20年ぶりの業界再編劇を演じています。エンハーツのインパクトHER2陽性乳がん治療薬「エンハーツ」は、世界中で急速にシェアを拡大しており、ブロックバスターとして同社の業績を強力に牽引しています。この成功は、日本の創薬力がグローバル市場で通用することを証明する事例としても注目されています。次期中期経営計画への展望同社は2026年3月期に国内2位の地位を確固たるものにする計画です。今後もDXd-ADCフランチャイズの拡大と、新たなモダリティ開発への投資を継続し、持続的な成長を目指します。