MSDの新規コレステロール低下薬、FDAが承認――経口PCSK9阻害薬として初
MSDの経口PCSK9阻害薬がFDAの承認を取得。注射剤が主流だった同クラスで初の内服薬となる。
要点 MSD(米国名Merck)の経口PCSK9阻害薬・ムレデシブ(MK-0616)がFDAの承認を取得したと報告された 注射製剤が主流だったPCSK9阻害薬クラスで、初の経口薬となる点が新しい 日本では現時点で未承認であり、同クラスの注射製剤との位置づけの整理が今後の臨床課題となる 注射剤が主流だったPCSK9阻害薬に経口薬が加わった PCSK9(プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)は、肝細胞表面のLDL受容体を分解に誘導するタンパク質であり、その阻害によりLDL受容体数が増加し、血中LDL-コレステロール(LDL-C)が低下する。これまでFDAが承認したPCSK9阻害薬は、エボロクマブ(米国名Repatha)およびアリロクマブ(米国名Praluent)という2剤の皮下注射製剤に限られていた。 今回FDAが承認したムレデシブは、環状ペプチド構造を持つ経口製剤であり、同クラスとして初の内服薬と位置づけられる。Bloombergの報道によれば、MSDがFDA承認を取得したと発表した。原文記事本文の詳細情報は取得できていないため、承認に用いられた主要試験の具体的なデータ(ORR・PFS等の数値)については現時点で確認できていない点をお断りする。 スタチン不耐・効果不十分例への選択肢拡大が期待される LDL-C管理においてスタチンは第一選択薬として確立されているが、筋肉痛などの有害事象により継続困難な患者や、最大用量でも目標値に達しない患者が一定数存在する。既存のPCSK9阻害薬注射製剤はこうした患者層に有効な選択肢を提供してきたが、2〜4週ごとの皮下注射という投与形態がアドヒアランスの障壁となる場合があった。 経口薬の登場により、注射に抵抗を示す患者や自己注射が困難な患者への適用が広がる可能性が示唆される。ただし、経口PCSK9阻害薬としての長期的な心血管アウトカムデータは、現時点では注射製剤ほど蓄積されていないとみられ、今後の実臨床データの集積が重要となる。 日本での承認状況と同クラス既承認薬 ムレデシブは日本では未承認である。日本国内でPMDAが承認しているPCSK9阻害薬は以下の2剤であり、いずれも皮下注射製剤である。 一般名 国内販売名 主な適応 エボロクマブ レパーサ皮下注 家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症(食事・スタチン療法で効果不十分な場合) アリロクマブ プラルエント皮下注 家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症(食事・スタチン療法で効果不十分な場合) 国内での経口PCSK9阻害薬の承認申請状況については、現時点で公開情報を確認できていない。 臨床上の留意点 経口PCSK9阻害薬を使用する際に今後確認が必要となる主な項目を以下に示す。なお、日本国内での添付文書は存在しないため、以下は一般的な観点からの整理である。 LDL-C低下効果の程度と目標値達成率(スタチン併用・非併用別) 消化管吸収に影響する食事・薬物相互作用の有無 腎機能・肝機能別の用量調整の要否 長期心血管アウトカム試験の有無と結果 妊婦・授乳婦への安全性データ 今後の見通し 経口製剤の登場はPCSK9阻害薬クラスの処方機会を広げる可能性があるが、日本での承認取得には国内での申請・審査プロセスが必要となる。臨床現場での位置づけは、長期アウトカムデータの蓄積と国内ガイドラインの改訂を待って明確化されると考えられる。詳細は医師・薬剤師にご相談ください。 【注意事項】 ムレデシブ(MK-0616)は日本では未承認の薬剤です。本記事は海外の承認情報を医療従事者向けに紹介するものであり、特定の薬剤の使用を推奨するものではありません。 免責事項 本記事は 海外医療情報の翻訳・要約による情報提供を目的 としており、 日本国内における医薬品の承認・効能効果を保証するものではありません。 医師の診断・処方に代わるものでもありません。 個別の症状に対する判断は必ず医療従事者にご相談ください。 個人輸入を検討される場合は、自己責任の原則および 厚生労働省 個人輸入ガイドライン をご確認ください。 出典: FDA (GNews) — https://news.google.com/rss/articles/CBMisAFBVV95cUxQX2lvZFJaSjRUR1hFNW1YbTU1dUFpNk5rLUlvOFZGeS12RVBvTW41RkFVd09NRTRLaHhab0JiaXhBa1JkNUVIZHZTZXY2dzl1dzdYUVY0eng0LWtvQ0JBQ1lxaW9EM0dkUDYya3lQQVg1WEtQTnl3NTAwSk1IYUlnNTd3NXBLNHRmS3IwbWd2d2U5WDVDT3pFZW1TcnlzMFoyaGE3QlJXdHh4XzhFWFhoVg?oc=5 この記事は新義豊株式会社の薬事情報パイプラインにより自動生成され、 薬機法準拠の三層 lint を通過した上で公開されています。